徳丸晃 個展「不確かな境界線」

ギャラリーかわなかでは、宮崎市在住の画家・徳丸晃の絵画展を開催いたしました。徳丸晃さんは1957年宮崎県田野町に生まれ、日展や光風会、白日会などに出品を重ねる宮崎県内を代表する画家のひとりです。今回の展示では油彩画作品を中心に40点余りの新作をご覧いただき、会場を訪れた皆さんを楽しませてくれました。また、個展は多数開催している徳丸さんですが、延岡市内では初めてということで、宮崎県内では随一の実績を誇る画家の作品を延岡市の皆さんにう紹介できたことをギャラリーとしても大変嬉しく思っています。

作品は、ウクライナで起きている紛争をモチーフに平和の尊さを訴えた「祈り」F20をはじめ、桜島(鹿児島県)や軍艦島(長崎県)、また県内の風景を描いた作品、また楽器を演奏する音楽家の姿を描いた作品などバラエティに富んでおり、画家としての実力の高さを見せてくれた10日間でした。会場には徳丸さんご本人にも在廊いただき、作品の解説やご自身の芸術観など、時には楽しく、また時には真剣にお話くださり、来場いただいた皆さんも興味深く聞き入っておられました。

徳丸先生、10日間ありがとうございました。また二年後を目処に企画させていただきたいと思いますので、今回見逃した方も是非楽しみにお待ちください。