日賀野兼一 テンペラ画展ー蒼き世界ー

2025年4月。福岡県飯塚市在住の画家・日賀野兼一さんの作品展を開催いたしました。日賀野さんは1969年茨城県出身で九州産業大学在学中に訪れた欧州でテンペラ画と出会い、以後テンペラ画家としての道を歩み始めます。同大学大学院芸術研究科を修了し、第1回谷尾美術館大賞展(直方市)にて大賞受賞するなど画家としての実績を着実に積み重ながら制作活動を続けています。現在は福岡県飯塚市にアトリエ・ルネッサンスを開き、テンペラ画教室を主宰しながら個展活動を続けています。

ギャラリーかわなかにおける日賀野さんの個展は2016年以来8年振りの開催となりました。今回はF0号から大作の50号まで30点余りを展示していただきました。また会期中はテンペラ画のワークショップやギャラリートークを開催していただくなど、ご来場の皆さんを精一杯楽しませてくれました。特にワークショップではまったくの素人さんからアマチュア画家さん、またプロのイラストレーターの方まで様々な方にお集まりいただき、テンペラ画の魅力を味わっていました。テンペラ画特有の顔料の扱いや、生卵を使って絵具を溶くなどそれまでにない技法の数々を皆さん心ゆくまで楽しんでいただけたようです。

ご来場の皆さんも初めて観るテンペラ画の色彩の美しさや質感を興味深くご覧になり、また日賀野さんの描く独特の世界観にたっぷりと浸りながら贅沢な時間を過ごしていました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。また、3日間も会場に在廊いただいた日賀野さんにも深く感謝申し上げたいと思います。また企画したいと思いますので、皆様も次回を是非御楽しみに。

また、会場の様子もYOUTUBEにて公開していますので、こちらも是非ご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=rKHCzZdwzro