「Bijin-GA展」

2023年1月に開催しました 甲斐盛豊コレクションVol.2「Bijin-GA展」。おかげさまで大盛況のうちに終了いたしました。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。

甲斐盛豊さんは延岡市では郷土史研究家としても知られ、延岡史談会の副会長を務められています。地元紙夕刊デイリー新聞でも読者ジャーナルなど様々な投稿を寄せ、地域の歴史の再発見、また文化意識の向上、地域交流など様々な活躍を見せています。そんな甲斐さんのもうひとつの顔が美術愛好家。25年以上に渡って洋画・日本画・陶芸・掛軸・その他工芸品など様々なジャンルの作品を蒐集しています。これまでも当ギャラリーでは甲斐さんの蒐集した江戸期の文人たちの掛軸作品や明治から昭和にかけて延岡の特産品とされた紅渓石硯の展示などを行ってきました。特に2021年5月に当ギャラリーの店舗移転記念企画の第三弾として開催した甲斐さんのコレクションの中でも最も充実した数を誇る「トレンツ・リャド展」ではシルクスクリーン作品を中心に19点を展示、連日多くの来場客で賑い、新店舗となったギャラリーかわなかの名を広く知らしめてくれました。

今回の展示は「トレンツ・リャド展」に続くその甲斐さんのコレクション展vol.2として美し女性像を描いた作品を中心に展示いたしました。その名も「Bijin-GA展」。

トレンツ・リャドの作品はもちろん同じスペインのホセ・ローヨ、フランスのカシニョール、ベルナール・シャロワ、また鶴田一郎、宮永岳彦、伊東深水といった馴染み深い作家から延岡市出身の新進気鋭の日本画家・北川朔の作品まで20点余りを展示いたしました。今回も甲斐さんの交友関係から市内の美術愛好家、また遠くは福岡県飯塚市からわざわざ電車に乗って見に来てくださった画家さんなど、大変多くの方にご来場いただき、充実した5日間の展示となりました。今回は一部を除いてすべて非売品の展示でしたが、なんとなく敷居が高いと感じていた画廊にお越しいただいたことで、自分も自宅に絵を飾ってみよう!という方が1人でも増えてくれれば、当ギャラリーとしても大変嬉しく思います。こういった絵画展は今後も継続して企画してみたいと考えておりますので、ご自身のコレクションを展示してみたいとお考えの方は是非お気軽にご相談ください。

最後に素晴らしいコレクションを展示していただいた甲斐盛豊様に心より感謝申し上げます。